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木質ペレットの歴史

 木質ペレットの製造技術は、穀物や草を家畜用飼料とするために開発された成型技術が基になっています。この技術を応用して、1970年代半ば、アメリカのオレゴン州で木質ペレットの最初の商業生産が行われました。その後、エネルギー危機を契機として、北米および∃―ロッパのほぼ全域に導入されました。わが国にも1981年に成型技術が導入され、1982年から製造が開始されています。石油代替燃料としての木質バイオマス、特に木質ペレットに目が向けられるようになった時期です。しかし石油価格の下落とともに、木質ペレットの生産は急速に減少していきます。ペレット燃焼機器の基本性能が劣っていたこと、製造されたペレットも品質等が様々で、燃焼機器とのミスマッチが少なくなかったこと、化石燃料に対する価格優位性がなくなったこと、などが原因と考えられています。
 そして近年再び木質ペレットが注目されてきました。1997年の京都におけるCOP3(第3回気候変動枠組条約締約国会議)を契機として、地球温暖化が注目されるようになり、また同時に低質材のエネルギー利用による森林再生への期待が高まってきたからです。かつてのエネルギー危機を契機として始まった時との大きな相違点は、地球温暖化防止の観点です。また、地産地消による地域資源の循環利用や安全安心な社会、広くは持続可能な社会といった理念も提起されています。燃焼機器の性能もかつてより向上し、木質ペレットの品質も明確化されてきています。木質ペレットの利用を一過性のものではなく、しっかりと定着したものとするために多くの努力がなされています。

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